1998年、鳥取のさじアストロパークで小惑星が発見された。
2000年、その小惑星が「小惑星である」と認められ、名前をつけることになった。
命名を依頼されたのは福山雅治で、彼は星に「植田正治」と名づけた。
福山が鳥取を愛するきっかけとなり、尊敬してやまない写真家の名前である。

植田正治は生涯を鳥取の地で暮らし、世界に名を知らしめた偉大な写真家である。
また生涯アマチュア写真家と名乗り、賞賛された後も奢ることなかった。
その偉大な地元の"アマチュア"写真家を称えて建てられたのが、この美術館だ。
何でこんな辺鄙なところにあるんだ?と思うかもしれないが、彼の愛した大山を望む位置にある。
機会があったら是非行ってみて欲しい。
---ここから余談---
植田正治氏は酒が苦手で甘党だったらしい。
大山に撮影に行った際は、名物の「木の根饅頭」をよく食べていたとか。
精力絶倫のご利益がある素敵饅頭なので、男性にお勧めである。